平成27年9月関東・東北豪雨の際は、若宮戸地先で9月10日の6時頃に鬼怒川の溢水を確認、三坂町地先では、同日12時50分に堤防が約200メートルに渡って決壊しました。その結果、多くの家屋が損壊するとともに、市域の約3分の1にあたる約40平方キロメートルが浸水し、死者2人・負傷者40人以上、全半壊家屋が5,000棟以上という甚大な被害となりました。
図書館も床上40センチメートル程度まで浸水し、約3万冊、5,000万円相当の資料を失いました。また、本棚などの多くが損壊し、本館再開まで1年以上を要することとなりました。
このページは、被災から図書館再開に至るまでの軌跡を、記録として残すものです。
平成27年9月12日
平成27年9月関東・東北豪雨に伴う水害直後の被害状況です。



平成27年10月11日
被災により、汚泥が貼りついていた床を、高圧洗浄機等で洗浄しました。擦られたようなキズは残っていますが、だいぶきれいになってきました。現在は、職員やボランティアによる資料の除菌や箱詰め、書架等の消毒が行われています。玄関前で、図書を運搬するブックトラックを洗浄し、天日干ししました。




平成27年12月16日
現在、休館中の常総市立図書館ですが、隣接する駐車場に仮設図書館を開館することが決まりました。プレハブ建屋で約3万冊を貸出す予定になっております。開館の時期は、平成28年3月となっております。


平成28年1月5日
平成27年9月関東・東北豪雨水害被災に伴い、下記のとおり仮設図書館を開設します。
開設期間
平成28年3月1日(火曜日)から8月31日(水曜日)を予定しています。
開館時間
月曜日を除く、午前10時から午後5時。ただし、月曜日が祝日の場合は、翌日が休館日になります。
開設場所
図書館南側駐車場
利用案内
仮設図書館では、図書の貸出・返却のみ行います。閲覧席はありません。貸出する本は、次のとおりです。
- 一般書:日本の小説・エッセイ約1万冊
- 児童書:日本の読み物・絵本約2万冊(紙芝居はありません。)
注意:団体貸出はできませんので、ご了承ください。
平成28年2月2日
平成27年9月関東・東北豪雨水害被災に伴い、下記のとおり仮設図書館を開設します。
開設期間
平成28年3月1日(火曜日)から8月31日(水曜日)を予定しています。
開館時間
月曜日を除く、午前10時から午後5時。ただし、月曜日が祝日の場合は、翌日が休館日になります。
開設場所
図書館南側駐車場
利用案内
仮設図書館では、図書の貸出・返却のみ行います。閲覧席はありません。
貸出する本は、次のとおりです。
- 一般書:日本の小説・エッセイ約1万冊
- 児童書:日本の読み物・絵本約2万冊(紙芝居はありません。)
注意:団体貸出はできませんので、ご了承ください。
1月29日現在、仮設図書館開設の進捗状況は貼付写真のとおりです。仮設図書館内に設置された本棚に貸し出しする本を並べているところです。その後、資料管理システムの構築等も必要となりますので、サービス開始は3月になります。


平成28年2月26日
平成27年9月関東・東北豪雨水害被災に伴い、下記のとおり仮設図書館を開設します。
開設期間
平成28年3月1日(火曜日)から8月31日(水曜日)を予定しています。
開館時間
月曜日を除く、午前10時から午後5時。ただし、月曜日が祝日の場合は、翌日が休館日になります。
開設場所
図書館南側駐車場
利用案内
仮設図書館では、図書の貸出・返却のみ行います。閲覧席はありません。
貸出する本は、次のとおりです。団体貸出はできませんので、ご了承ください。
- 一般書:日本の小説・エッセイ約1万冊
- 児童書:日本の読み物・絵本約2万冊(紙芝居はありません。)
【ご返却について】
仮設図書館には返却ボックスがありません。お手数ですが、資料のご返却は開館時間内にカウンターへお願いいたします。
2月26日現在の仮設図書館の様子は貼付写真のとおりです。








平成28年3月1日
常総市立図書館(仮設)が開館しました
常総市立図書館(仮設)が平成28年3月1日に開館しました。
また、それに伴い常総市立図書館のホームページも再開いたしました。
平成28年4月5日
図書館の床の解体工事を行いました。

平成28年5月20日
床材が施工されました。



平成28年6月14日
カウンター付近のOAフロアが仕上がり、図書館の床と壁の工事が終わりました。検索用端末などの配線は、OAフロアの下を通るようになりますので、足元がスッキリします。
今後は、本棚の設置工事、机や椅子の配置などが予定されております。避難中の資料を再び本棚に並べるなどの作業を経て、10月中の開館を目指しています。


平成28年7月21日
7月21日現在の一般書コーナーの様子です。
一般書の本棚の設置工事が進められているところです。すべての本棚を背の高いもので揃えましたので、収容量が従来より多くなります。


左手に見えるのは、設置中の雑誌の本棚です。

かつてラウンジ(和室)があったスペースには、新たにCDの棚が置かれ、視聴覚資料のコーナーとして生まれ変わります。

平成28年8月26日から27日
業者の倉庫に保管されていた被災を免れた資料が戻って来ました。現在、新しくなった本棚に資料を並べる作業が続けられています。今後、10月4日の本館再開に向けて、仮設図書館からの引越作業、蔵書点検などを予定しています。

本館再開に合わせて、児童書の分類記号(本の背にあるシールに書かれた番号)を2桁から3桁に変更する作業が続けられています。
分類記号は、本の内容を示すものです。桁を増やすことで、資料がより細かく分類され、探しやすくなります。「魚」と「鳥」は、従来はいずれも「48」でしたが、3桁にすることでタイトルを見なくてもどこに並べたらよいか明確になりました。
写真は、その様子です。魚に関する本は「487」、鳥に関する本は「488」です。

分類記号を直したものから順次、本棚に並べていきます。被災以来、本や道具の整理・運搬に段ボール箱を使う機会が多いです。何が入っているのか、どのように扱うものなのかを箱に記載しておきます。

参考図書は大型のものが多いので、配置を考えながら資料を並べます。

新しくなった床を保護しながら、本を搬入しています。写真は、新しくなった児童書新刊コーナーの前に本の入った箱が積まれている様子です。箱には、分類記号が書かれており、中の本をどこに並べるか分かるようになっています。

8月27日に、新しいカウンターの設置工事が行われました。

新しくなった、閲覧席です。間仕切りが設けられますので、従来よりプライベートな空間が保たれます。

北側の窓辺には、背の高い机と椅子が置かれたハイカウンター型の閲覧コーナーができました。従来とは、ひと味違った読書空間をご提供できればと思います。

平成28年9月12日から16日
9月12日から16日の5日間で、蔵書点検を行いました。被災後、多くの資料を業者の倉庫や仮設図書館に移動させたこともあり、無くなった資料はないか、あるべき場所に並んでいるかを点検しました。10月4日の再開に向け、資料の装備(場所などを示すシールを貼るなど)や本棚の整理も進められています。

本棚にある全ての本のバーコードをスキャナーで読み取ります。


新しくなった本棚に並べたものを点検しました。



事務室の奥に書庫があります。普段は利用者の皆様の目に触れないところですが、ここにある資料も全て点検します。

CDの貸出については、棚に並んでいるダミー(空のケース)をお持ちいただき、貸出の際にカウンターで現物と交換しています。写真は、ダミーと現物との照合作業の様子です。

児童書の本棚の高い所には、できるだけ本を置かないようにしました。置ききれない本については閉架(書庫に入れること)にします。閉架にすると利用者が直接触れられなくなりますので、ご利用の頻度などを考えながら、閉架にする資料を選びます。閉架の資料もご利用できますので、本棚にない資料につきましては、カウンターにお問い合わせください。

開館している時と同様に、受入した本に場所を示すシールを貼ったり、本の内容がわかるように帯を貼ったりする装備の作業も続けられています。

平成28年10月4日 図書館再開当日
平成28年10月4日、無事、図書館再開当日を迎えることができました。当日の利用者の皆様からも、「待っていたよ」との温かい言葉を頂きました。


当日は、平日にも関わらず多くの利用者で賑わいました。
この度の改修工事では、紙芝居用の棚が蒸気機関車の形になるなど、児童コーナーが少しおしゃれになりました。図書館の児童コーナーのマスコットとして、子どもたちに愛されるものになればと思います。


おはなし室の窓には、かわいいイラストが描かれました。